為替変動リスク
為替変動リスクとは為替レートの変動により損失が発生する危険のことです。
とはいっても、FX取引では為替変動を予測して買いまたは売りの注文をしポジションを作ることで収益を目指しているわけですからリスクといっても危険というより損益の源が為替変動です。
FX取引だけを考えると為替変動が予想と反対方向に動いた場合、損失を確定させて逆方向のポジションに乗り換えるということが、決断次第でいつでもできます。
しかし、この為替変動リスクを利用すると、他の取引との組合せでリスクの軽減に利用することもできます。
たとえば輸出業者の場合一般に、収益に対して円高だとマイナス、円安だとプラスの効果があります。
そこで、外国為替取引で外貨の買いポジションを持つようにしておけば、円安だと本業で利益が上がり、円高の局面では本業の損失が避けられないとしても、保有する外貨から生ずる利益で補填が可能となります。
つまり、為替変動を利用して損失の軽減が可能になるのです。
FX取引においては為替変動により大きな損失が生じれば、単純な損失が発生するのは当然、証拠金を一定額以上に維持できなければ、取引から撤退せざるを得ません。
為替変動リスクと常に隣り合わせということになります。